「維新政治を斬る!」特設ページ

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夏の参院選が近づいています。大きな焦点となっているのは「立憲民主党と日本維新の会の野党第一党争い」です。維新は3月の党大会で、7月の参院選比例代表で立憲民主党を上回る野党最多得票と、次期衆院選で野党第一党の獲得を目標に掲げました。
絶対に負けるわけにはいきません。

維新の政治と言えば「カジノ・イソジン・核武装」。「カジノ」とは「弱い者をいじめて強いものを強くする新自由主義的な経済を目指す」ことの象徴であり、「イソジン」とは「国民の生命や暮らしを守ることをないがしろにして『やってる感』ばかりを演出する」ことの象徴です。そして「核武装」とは「戦後日本が築いてきた民主主義的価値観を踏みにじり、戦前回帰を図ろうとする」ことの象徴です。

維新はいま、自民党の岸田政権に対する批判のトーンを強め、参院選を前に「野党」のように振る舞おうとしています。そうすることで立憲民主党から「野党第一党」の座を奪おうとしているのです。しかし「カジノ・イソジン・核武装」の維新政治は、よくよく見れば自民党の安倍政権や菅(すが)政権の新自由主義的経済や戦前回帰志向とそっくり。彼らは自民党、それも安倍・菅政治の「別働隊」に過ぎないのです。「野党っぽい」見た目にだまされてはなりません。

私たち立憲民主党は、5年前に戦後最少の野党第一党としてスタートし、昨年の衆院選では民主党政権の下野以降、議席数も比例代表の得票数も最高になりました。政界で長い間「保守2党」が求められ続けてきたなかで、リベラルな立場をとる政党が野党第一党となったのは初めてです。そして維新は、立憲民主党から野党第一党の座を奪うことで「保守2大政党」を取り戻し、政界を保守一色に染めようとしているのです。

立憲民主党は、ようやく手にした「リベラルな野党第一党」の立場を失うわけにはいきません。保守2党では選択肢がありません。政治には選択肢が必要なのです。参院選は、リベラルな立憲民主党が野党第一党の座を守るか、自民党より右翼の維新が野党第一党になるか、が焦点です。維新をこれ以上台頭させてはいけません。自民党と「改革保守」の保守2大政党の時代は、平成の時代に置いていきましょう。次の衆院選で自民党との「政権の選択肢」になるのは、自民党とは明らかに違う、私たち立憲民主党であるべきなのです。

1.カジノ-カジノは国民を幸せにしない

2.イソジン-大阪のコロナ対応は全国最悪レベル

3.核武装-核武装で戦争をあおる政治にNO

参考資料
尾中香尚里「『ローマ法王も石原慎太郎もやっている』菅元首相の“ヒトラー投稿”を政争の具にすべきではない-問題視するのは『中立的』ではない」(プレジデントオンライン2022年2月5日)
中川右介「『このままでは維新にこてんぱんにやられる』菅直人元首相、突如のヒトラー投稿の真層-次は出馬しないから怖いものはない-」(プレジデントオンライン2022年2月6日)

村上弘「『大阪都構想』再否決、それでも維新は驚きの「3回目」を狙う?-維新戦略の失敗とその後」(現代ビジネス・2020年12月)

村上弘「2021年衆議院選挙における政党の宣伝-立憲民主の宣伝の課題、維新の議席回復と「身を切る改革」の問題点-」(立命館法学・2022年3月)

村上弘講演レジュメ「維新は「身(=実は民主主義と議会)を切る改革」で非自民層から集票-立憲民主は「リベラル中道」の改革で、対抗アピールできるか?」(衆議院第一議員会館・2022年4月25日)

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