東北の大地震

先週末の13日深夜、福島・宮城両県で震度6強を観測する大きな地震が発生しました。夜遅くだったこともあり、多くの皆さんが不安な一夜を過ごされたと思います。新型コロナウイルスの感染が懸念される状況下で、避難したくても難しい状態にあったり、被災したご家族のもとに駆けつけるのが難しかったりした方もいらしたかもしれません。

被害に遭われた方をはじめ、すべての皆さんに改めて心よりお見舞いを申し上げます。 今後もしばらく余震が続く恐れがありますので、特に揺れの大きかった地域の皆さんは、どうか十分にご注意ください。

震源が福島県沖との一報を聞き、10年前の東日本大震災の記憶が強くよみがえりました。気象庁によると、地震は東日本大震災の余震とみられるとのことです。改めてあの日の地震の甚大さを思い知るとともに、10年は決して「一区切り」ではないことを強く実感しました。今回の地震における被災者の方々への支援やインフラなどの復旧・復興の必要性に加え、東日本大震災からの復興がまだ道半ばであることにも、思いをはせたいと思います。

今回は大きな津波の発生がなく、東京電力福島第一原発をはじめとする各地の原発に大きな被害が報告されていないことに、まずはほっとしています。しかし今回の地震は、福島第一原発のみならず多くの原発が、震源からさほど遠くないところに立地している現状を、改めて私たちに突きつけました。やはり、地震などの災害から逃れられない日本で、発電を原発に頼り続けてはいけないと思います。

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