政治課題=若者の奨学金返済のために

最近の選挙で、ネットの活用が非常に注目されています。従来は「ネットは情報を得るには極めて有力だが、選挙の得票にはあまり結びつかない」とみられていましたが、最近の国政選挙の結果を見て、見方が大きく変わりました。政党や候補者が、有権者にとって「共感」できる政治課題(=テーマ)について積極的に活動していることが伝われば、投票に結びつくことが分かってきたからです。

たとえ業界団体や労組のような定常的な組織の支援を得られなくても、ネットを活用して特定の政治課題に関する自身の取り組みを発信することができれば、選挙で有権者の支持を得ることは十分に可能だと考えるようになりました。単に「政治家や政党が選挙で支持を得る」という目的だけではありません。政治家や政党が、日常的にネットを使っている若い有権者たちが抱えている「政治課題=テーマ」を受け止め、彼らの力を借りながら問題解決に取り組むきっかけにもなり得るのではないでしょうか。

最近、自分の子供よりもさらに若い世代と意見交換する機会が相次いでいます。今の大学生の多くは奨学金という名の「借金」を抱え、大学を卒業しても返済が終わるまでは結婚もできない、という政治課題=テーマを抱えています。奨学金の返済を手助けするためのクラウドファンディングを立ち上げる運動を、大学生や卒業生とともに考えてみたいと思っています。

メニュー