民主党政権 未完の日本改革

著書


2021年 ちくま新書 860円+税
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このたび『民主党政権 未完の日本改革』をちくま新書より上梓いたしました。『福島原発事故10年目の真実』(幻冬舎)に続く、今年2冊目の出版となります。
2009年から3年3カ月にわたった民主党政権はこれまで、安倍晋三前総理らから何かにつけて「悪夢」と呼ばれ、バッシングを受けてきました。しかし、私の政権が対峙することになった東日本大震災と福島原発事故から今年で10年となり、これを機に各種メディアで当時の対応について検証報道がなされるなかで、民主党政権に対する感情的なバッシングが薄れ、冷静で中立的な解釈がなされるようになったと実感しました。
それならば、原発事故対応だけでなく民主党政権全体についても、そろそろ冷静な評価が可能な時期になっているのではないか。そのように考え、私なりにあの3年3カ月を改めて検証してみようと考えました。
内閣総理大臣と党の代表を務めた「当事者」の立場からの検証ではありますが、どうかこれまでの「失敗」「挫折」といった評価とは別の視点で改めて当時を振り返っていただくとともに、コロナ対応をはじめとする安倍、菅義偉両政権の9年間と比較して、国民にとって、どちらが「悪夢」なのかを考えていただきたいと思います。
本書をお読みの上、忌憚のないご意見・ご感想をいただければ幸いに存じます。

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