今日の一言

2 / 13912345...102030...最後 »

里山資本主義を再度読む


 農業、農村のテーマの続きで、藻谷浩介氏の「里山資本主義を読み返している。私も親しくしている岡山県真庭市の銘建工業の中島さんのバイオマスによるエネルギー供給の例など、里山で生きがいを見つけ、経済的にもうまくいっている実例を紹介している。原発をやめ、林業を再建してバイオマスでエネルギーの多くをまかなっているヨーロッパの小国オーストリアについて、「21世紀先進国はオーストリア」という紹介も興味深い。

 
 農山村は高齢者にとっても地域にうまく溶け込めれば、生きやすい可能性があるように思う。会社勤めのように退職すると仕事がなくなり、急に「毎日が日曜日」となる生活と違って、農作業は能力に合わせた仕事があるからだ。私の親しい友人の一人は都心の家を売って農村地域に引っ越し、都心での仕事を時折手伝い、収穫時など近所の農家も時折手伝っているという。そのおかげで、野菜のおすそ分けで新鮮な野菜には事欠かないという。
 
 長寿社会はおめでたい事ではあるが、長い老後をどう過ごすのか。体力に合わせてやるべきことのある農山村生活も悪くない。

日本の将来と農業、農村


  最近、 農業、農村こそが日本にとって重要で、将来性のある分野だという趣旨の2冊の本を読んだ。一冊は元カルビー社長の松尾雅彦氏の「スマート・テロワール、農村消滅論からの大転換」、もう一冊は現在民進党の衆議院議員である篠原孝氏が約30年前に著した「農的小日本主義の勧め」。お二人からはこれまで何度も直接話を聞いているが、国会閉会中の時間を使って改めて読んでみた。

 
 私の家も祖父の代までは岡山県の山奥の農村地域に住んでおり、私自身の本籍地は今もその地にある。父が化学会社の技術者となり、私自身が育ったのは山口県の工業都市で、農業、農村との縁は少なくなった。最近、祖父や父の墓があるその農村を時々訪れており、農業、農村についてあらためて考えている。
 
 会社を定年退職した友人のうちの何人かは、郊外の農村地域に移り、家庭菜園などで楽しんでいる。地域の農家と交流している人もいる。日本社会は農村の過疎化が進んでいるが、農村地域で自然に囲まれた生活が経済的にも成り立つ道、若い人が農村に移ることができる道を考えています。
 

 

離党ドミノ


  民進党の離党ドミノが止まらない。1994年末に結党した新進党は1996年の総選挙で一挙に政権をとることができず、求心力を失い、その後有力議員の離党が相次ぎ、1997年には解党した。今の民進党はそれに似ている。問題は今後の展望をどう描けるかだ。

 

 前原代表は党内の求心力を高め、同時に小池新党との連携を模索することを考えている。しかし小池氏本人が原発や憲法についてどう考えているかを明らかにしていない。その上、小池新党側は前原民進党と丸ごととの合流は考えていないと思われる。つまり都議選の時と同様、離党してきた個々の議員については受け入れる可能性があることを示し、民進党議員の離党を促しているのだ。

 

 こうした乱世的な状況となった時は政治家一人一人が自らの原点に戻って考える必要がある。つまり当面の生き残りで考えると、自分が何のために政治家になったのかが分からなくなるからだ。
 
 私の立場から言えば、民進党がまとまって「脱原発」とリベラル路線でまとまればよいが、それがむつかしい場合には同じ考えの仲間でまとまっていく道を考えるしかない。
 

 

政権の求心力


  一昨日の9月8日、羽田孜元首相の葬儀に出席しました。羽田先生には特に1998年の拡大民主党結成以降同じ政党になり、お世話になりました。心からご冥福をお祈りしています。

 

 葬儀では隣の席に細川元首相。友人代表の弔辞は小沢一郎氏。いずれも1993年の非自民連立政権樹立の中心人物。それから20有余年、政界では色々なことがあった。政権を失った自民党から多くの議員が離党し、その後自民党が政権に復帰すると復党した人も多い。政権を失うと求心力が弱くなり、離党者が出やすい。現在の民進党も同じだ。

日本の抱える三つの危機


 今の日本は三つの危機を抱えている。一つは北朝鮮をめぐる危機。二つ目は格差拡大を止められない経済・社会政策上の危機。そして三つめは福島原発事故を経験しながら今なお原発の運転を継続しようとしている危機だ。

 
 特に北朝鮮のミサイル発射に対して警戒警報を出して住民に避難指示を出しながら、飛行経路に当たる可能性のある原発の運転を継続していることは全く矛盾している。運転中の原子炉にミサイルが着弾すれば、想像を絶する事態になることは専門家でなくても分かるはずだ。
 
 経済政策の柱となるエネルギー政策も、自民党は原発再稼働推進と海外での原発建設支援という考えられない政策をいまだの強行しようとしている。原発を再稼働すれば安全保障上の危険性だけでなく、子や孫の世代に残す核廃棄物を増大させる。海外での原発建設は東芝の大失敗を見ても明らかなように、コスト高で採算が合わない。
 
 民進党の前原執行部が厳しい船出となったことは残念だ。前原新代表は井出栄策氏の「ALL for ALL」の経済社会政策を重視しようとしており、この点は私の「最小不幸社会」の考え方とも共通しており、期待している。それに加えてメリハリのついた原発ゼロ政策を展開できるかを見守っている。
 
 原発ゼロ政策は従来の保守対革新といった思想的な区分には当てはまらない政策だ。一般的には保守的とされる宗教団体でも原発ゼロを強く主張しているところは多い。現在の成長の家もその一つだ。逆に一般的には革新的とされる労働組合でも原子力ムラにかかわるところは原発ゼロ政策に実質反対だ。
 
 来年末までに必ず実施される総選挙では原発ゼロを争点とすべきだ。ドイツだけでなく、台湾も韓国も選挙で選ばれた新大統領が原発ゼロにかじを切った。民進党が勝っても原発ゼロが実現できないのであれば、それを望む国民は民進党には投票しない。原発ゼロを望む国民が投票したいと思う政党に民進党がなれるかどうか。曖昧な姿勢ではだめだ。時間は迫っている。
 
 
 
 

 

 
 

 

民進党新執行部とメリハリのついた政策


 昨日の議員総会で幹事長を始め、民進党の新執行部が承認された。山尾さんをめぐる混乱は残念だったが、幹事長に就任した大島敦氏は安定感があり人望もある人物。自らの選挙も強く、選挙指導の点では期待できる。

 
 これからが正念場。国民に期待を抱いてもらえるメリハリのついた政策論争ができるか。私はやはり脱原発政策の明確化が、多くの国民の期待に応える上でも、自民党との差別化の上でも極めて重要と考える。党内の原子力ムラに邪魔されることなく毅然と進めるべきだ。しっかりと見守りたい。
 
 この間、元カルビーの社長、松尾雅彦氏の「スマート・テロワール」(学芸出版社)を熟読した。松尾さんからは直接何度も話を聞いたことがあるが、改めてのその著書を読み返してみた。「農村にこそ日本最後の成長余力がある」という主張、松尾さんの豊富な実践経験に裏打ちされ、説得力がある。減反の対象になっている100万ヘクタールの水田を、現在大半輸入に頼っている大豆、小麦、トウモロコシなどを輪作する畑に変え、農村に食品工場を誘致し、地産地消を進めるという考え方。
 
 エネルギーも地産地消を進めることができると主張されている。私が応援に力を入れているソーラー・シェアリングともぴったりの考えだ。
 

 

民進党新執行部とメリハリのついた政策


 昨日の議員総会で幹事長を始め、民進党の新執行部が承認された。山尾さんをめぐる混乱は残念だったが、幹事長に就任した大島敦氏は安定感があり人望もある人物。自らの選挙も強く、選挙指導の点では期待できる。

 
 これからが正念場。国民に期待を抱いてもらえるメリハリのついた政策論争ができるか。私はやはり脱原発政策の明確化が、多くの国民の期待に応える上でも、自民党との差別化の上でも極めて重要と考える。党内の原子力ムラに邪魔されることなく毅然と進めるべきだ。しっかりと見守りたい。
 
 この間、元カルビーの社長、松尾雅彦氏の「スマート・テロワール」(学芸出版社)を熟読した。松尾さんからは直接何度も話を聞いたことがあるが、改めてのその著書を読み返してみた。「農村にこそ日本最後の成長余力がある」という主張、松尾さんの豊富な実践経験に裏打ちされ、説得力がある。減反の対象になっている100万ヘクタールの水田を、現在大半輸入に頼っている大豆、小麦、トウモロコシなどを輪作する畑に変え、農村に食品工場を誘致し、地産地消を進めるという考え方。
 
 エネルギーも地産地消を進めることができると主張されている。私が応援に力を入れているソーラー・シェアリングともぴったりの考えだ。
 

 

いったん発表した人事は貫徹すべき


 民進党の新人事、山尾志桜里氏の幹事長で決まりと思っていたら、撤回の検討というニュースに驚いている。

 

 若手の山尾氏を目玉人事として抜擢するからには、当然それをサポートするベテランが必要で、それが枝野、大島両代表代行だと思っていた。いったん発表した人事を撤回することは前原新執行部がスタートからつまづくことになり、望ましくない。貫徹すべきだ。

いったん発表した人事は貫徹すべき


 民進党の新人事、山尾志桜里氏の幹事長で決まりと思っていたら、撤回の検討というニュースに驚いている。

 

 若手の山尾氏を目玉人事として抜擢するからには、当然それをサポートするベテランが必要で、それが枝野、大島両代表代行だと思っていた。いったん発表した人事を撤回することは前原新執行部がスタートからつまづくことになり、望ましくない。貫徹すべきだ。

民進党の人事と脱原発


 女性議員で若手のホープ山尾志桜里氏を幹事長に、枝野幸男氏を代表代行にするなど、民進党の新体制が固まった。なかなかよく考えた人事で、好感が持てる。新執行部がスタートしたらすぐに合宿をして、しっかりと意思疎通ができるようにするのがいい。

 
 その後の運営はむつかしい。原発問題はあいまいにしても党内亀裂は収まらない。原子力ムラ出身者に泣いてもらって、年内に原発ゼロ法案をまとめるなど脱原発を明確にすべきだ。そうしても原子力ムラ出身の議員が民進党を離党することはない。彼らは民進党にいて、脱原発にできるだけ抵抗することが原子力ムラから与えられている使命だからだ。

 

2 / 13912345...102030...最後 »

今日の一言 トップに戻る