舛添知事辞任


 舛添知事が辞任した。政治資金の使途に問題があったことは間違いない。加えて、策に溺れた舛添氏の対応のまずさで火に油を注ぐ結果になり、辞任せざるを得なくなった。

  舛添問題で、今日の朝日新聞に民放関係者が「視聴率の取れる話題だった」と語っているのが目を引いた。事件としては甘利前大臣の口利き疑惑のほうが重大。しかし甘利氏は「病気療養」と称してマスコミ報道のほとぼりが冷めるのを待った。今後のマスコミの追及がどうなるかだ。

 一連の舛添騒動を見ていて2004年の年金未納問題で私自身代表辞任に追い込まれた時のことを思い出した。実際には役所の担当者が間違った手続きを指示した結果だった。辞任直後に社会保険庁は間違いを認めたが、後の祭りだった。この時、社会保険庁の手続きの間違いを私がいかに説明しようとしても、テレビキャスターの大半は聞く耳を持たず、「いつ辞めるのか」という問いに終始した。「視聴率の取れる話題」になると火を消すことがいかにむつかしいかを、この時経験した。

  マスコミが権力に媚びず、報道することには大賛成。しかし最近のマスコミは大きな権力に媚びて報道を自主規制している。NHK 会長の「原発報道は政府の発表に沿ってするように」という発言がまさにその象徴だ。政治家の質とともに報道に質も問われている。

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