ピケテイとサンダース


  今日の朝日の天声人語はピケテイとサンダースの関連性について書いている。アメリカも若者にとって努力すれば報われる国から富裕層と貧困層が固定化する階級社会に変貌しつつある。日本も同じ。安倍政権の政策はすべて富裕層優遇。富裕層が一層豊かになれば貧しい層にも恩恵が及ぶというトりクルダウン理論。しかしトリクルダウンは起きず、失敗は明らか。

  参院選で安倍総理は経済政策を訴える姿勢を示し、貧困層に向けて、給付型の奨学金、保育士や介護士の給与の増大などを約束している。しかし財源は全く示していない。消費増税を先送りし、法人税の引き下げを約束し、赤字国債の増発はしないと言っているが、それならどこに財源があるのか。具体的に財源を示さず、目の前の選挙に勝ちさえすればいいという無責任な態度だ。

  資産は新たな資産を生む。しかし資産のない人は働いて得た所得で生活する。所得が増えて余裕ができない限り資産形成はできない。資産の収益率が所得の成長率より高い状況が格差を生み、階級社会を生んでいる。これがピケテイ氏の「21世紀の資本」の主題だ。この資本主義の矛盾を政治によって打ち破ろうとしているのがサンダース氏だ。日本にもサンダース氏が必要だ。

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