八方ふさがりの安倍政権の経済政策


  安倍政権の経済政策の失敗が明らかになり、与党内での軋みが増している。


  安倍政権の経済政策はアベノミクスで経済を成長路線に導き、消費増税で社会保障の充実と財政再建に道筋をつけるというものだった。しかし、全ての前提となるアベノミクスによる経済成長は全く進まなかった。逆に安倍政権の3年半は民主党政権時代よりも低い経済成長率で、実質賃金も低下した。


  アベノミクスは超低金利という金融政策と株価を年金資金を使って人為的にあげるという、いわばカンフル注射によって健康な体を作るという政策で、もともとオーソドックな経済学者は支持していなかった。カンフル注射を3年半続けた結果、何が残ったか。個人消費は低迷を続け、日銀が国債を膨大に保有して日本国債の信用は低下し、財政健全化の公約はすべて先送り。八方ふさがりだ。


  個人消費の拡大には低所得者の賃金を上げることが効果的だが、安倍政権では逆に裕福な層の資産を増やす政策をとった。その結果、個人消費の拡大にはつながらず、格差の拡大だけが進んだ。


  安倍政権の経済政策は明らかに八方ふさがり。政権を代えて、低所得者の賃金を上げて個人消費を増やし、格差の縮小を図る経済政策に転換することが必要だ。

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