市民が作った電力会社


  今日午後、市民が作った電力会社シェーナウ電力会社からの「核エネルギー廃絶への勇気賞」授賞式出席のためフランクフルトに向かう。授賞式は4月30日なのでその前日にはシェーナウ電力会社を視察する予定。


  シェーナウ市は南ドイツの黒い森(シュバルツバルト)の中にある人口2500人の小さな市だ。1986年のチェルノブイリ原発事故をきっかけに、原発でなく再生可能エネルギーからの電力を使いたいという市民運動から生まれたのがシェーナウ電力会社だ。市民投票を繰り返し、寄付金集め、電力会社から送電線を買い取り、1997年電力供給を始めた。最初は顧客は1700世帯ほど。現在は13万を超える。


  日本でも今年4月1日から電力小売り自由化が始まった。原発によらない電力を選択できるようになった。こうした時期にシェーナウ電力会社が日本でのエネルギー政策転換の運動を勇気づけたいと私に賞を授与したいとの申し出があり、喜んで受けることにした。


  20014年には日本の反原発運動家として、大塚愛さん、山本太郎さん、佐藤弥右衛門さんの3人が同様の賞を受賞している。


  現在ドイツでは原発を所有していた大きな電力会社が経営難に陥っている。安全で、クリーンで、価格の安い再生可能エネルギーへの転換が遅れたためだ。日本でも原発のコストは長期的には上がることが確実で、原発にしがみついている電力会社は、ドイツと同じように経営難に陥る可能性が高い。

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