総理の視察


       安倍総理が今日熊本の被災地を視察する。総理がどの時点で視察すべきか、従来からいろいろな意見がある。

 

 

       私は東日本大震災と福島原発事故が起きた時、原発事故に関する正確な情報が東電本店から届かないので、翌日の早朝、原子力安全委員長と共にヘリコプターで福島第一原発に出かけた。そこで吉田所長から直接原発事故の状況の説明を受けた。短時間の会談の後、ヘリコプターに乗り、仙台上空まで足を延ばし、上空から津波被害の状況を視察して官邸に戻った。

 

 

       この視察について当時、自民党やマスコミから現地の事故対応に負担をかけたと多くの批判を受けた。しかし、原発事故の場合、住民避難は電力会社の責任ではなく、総理が本部長の原災本部の責任である。原発事故に関する正確な情報なくして避難の範囲など判断できない。

 

 

      誰もが経験したことの無い原発の過酷事故にあたって、早い段階で現地の責任者から直接説明を受けたことはその後の事故対応に大いに役立った。

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