原発事故発生直後の東電の報告


  メルトダウンについてマニュアルに沿って東電が発表していなかった問題を調べていると、福島原発事故発生当日の17時15分に現場の情報班(又は技術班)は、1号機の水位が低下して、1時間後にTAFに到達するという予測をしながら、それを原子力安全・保安院に報告していなかったことが明らかになってきた。


  東電を含む関係者に問い合わせているが、納得のいく説明はまだない。


  4月8日の環境委員会に東電社長が参考人として出席することになっていたのでその時に質問するつもりだったが、委員会が流れ、その次の委員会には東電社長は出席しないとのこと。少し不自然だ。


  このことは政府事故調中間報告の97ページに記述されている。関心をお持ちの人はぜひ見てもらいたい。


  17時15分といえば地震発生から2時間半しか経過しておらず、1時間後に水位がTAFに到達する予測が政府に伝えられていれば、住民避難をさらに急ぎ、範囲も大きくした可能性が大きい。しかし1号の水位についての東電からの報告は22時ごろまだTAFよりも相当上にあるというものであった。


  現在分かっているのは政府事故調の報告の通り、17時15分から1時間後にメルトダウンが始まっていたというもの。なぜ東電の最初の予測が政府に伝えられなかったのか。事故の検証はまだまだ終わっていない。 

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