政府事故調の1号機について「TAF到達まで1時間」という記述


  今年3月23日新潟県技術委員会配布資料にあった、3月11日17:15情報班メモ「1号機水位低下。現在のまま行くとTAFまで1時間」という記述と同様な内容が政府事故調の中間報告にも記述されていることが分かった。


  政府事故調中間報告の97ページには次のように書かれている。


「④さらに、17時15分頃、発電所対策本部技術班は、1号機について、炉心の露出が開始する有効燃料頂部(TAF)に原子炉水位が到達する時間の予測を検討し、その結果、このまま原子炉水位が低下すればTAF到達まで1時間と予測した。(中略)また、本店対策本部も、テレビ会議システムを通じて同様の情報を得ており、同様の認識であったと考えられる。」



  この東電の発電所現場及び本店の把握した情報は極めて重要であり、当然原子力安全保安院を通じて政府にも報告されるべき内容である。しかし、保安院の業務を引き継ぎ、資料も引き継いだ原子力規制庁に調べてもらったが、当時こうした報告は東電から受けていないということだった。



  原子炉のオペレーションは東電の責任だが、住民避難は政府の原災本部の責任だ。原子炉がどの程度危険な状態にあるのかによって当然住民避難範囲などの判断は異なってくる。この極めて重要な情報を、当時東電は政府にどういう形で伝えたのか。もし伝えていなかったとすれば何故なのか、東電に問い合わせている。


今日の一言 トップに戻る