原発事故5年の検証記事


  今日の朝日新聞朝刊も原発事故5年の検証記事を大きく扱っている。当時起きた事実と、当時最前線で事故対応にあたった第一原発ユニット所長のインタビュー記事を載せている。私が15日東電本店で話した「日本が潰れるかもしれない時に撤退などあり得ない。命がけで事故対処にあたられたい。」という言葉も紹介されている。


  私は福島原発事故の前からチェルノブイリ事故で事故対応にあたった消防士や軍人が何人も急性被曝で亡くなったことを報告書で知っていた。 同時にそうした人たちの努力で事故の拡大が抑えられたことも知っていた。


  事故対応にあたる人の安全と、事故拡大を抑えるための作業の継続のどちらを優先すべきかの判断は極めて難しい。最終的には原災本部長でもある総理の判断になるだろうと事故発生の早い時点から考えていた。私は関係者にぎりぎりの対応を求めた。東電の現場、自衛隊、消防、警察など関係者はそれに応えて作業を継続してくれた。250キロ圏からの5千万人の避難という最悪のシナリオが避けられたのはそうした人たちに命がけの努力によるものだ。 

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