天声人語(11月18日付)


  今日の朝日新聞の天声人語に、国と沖縄県との法廷闘争に関連して、1996年12月6日の衆院予算委員会での私の質問が引用されている。


  憲法65条には「行政権は内閣に属する」とある。他方、憲法94条には「地方公共団体は(中略)行政を執行する権能を有する」とある。そこで私は「憲法65条でいう内閣の行政権には自治体の行政権は含まれるのか、含まれていないのか」と質問した。


  この私の質問に対して法制局長官は「憲法65条の『行政権は内閣に属する。』というその意味は行政権は原則として内閣に属するんだ。逆に言いますと、地方公共団体に属する地方行政執行権を除いた意味における行政の主体は、最高行政機関としての内閣である」と答弁。


  つまり地方公共団体の行政権は内閣の行政権と上下・主従関係にあるのではなく、独立して認められているとの極めて重要な答弁だった。沖縄県と国が行政権を巡って裁判になっているが、この答弁の原則に沿って判断されるべきである。

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