参院一人区で「立憲主義連合」統一候補を擁立しよう


  定数是正が行われた結果、来年の参院選は47都道府県が45の選挙区になって初めての選挙だ。45の選挙区のうち32選挙区が一人区。ここで、自民党候補に対し複数の野党候補が乱立すれば、自民党が漁夫の利で全勝することになりかねない。

  どうするべきか。過去に全国的に野党が一人区を中心に協力して与野党逆転を実現したことがある。

 それは1989年の第15回参院選。当時一人区は26選挙区。連合が母体となり連合の会を結成し、社会党、公明党、民社党、社民連の野党4党が推薦する統一候補として選挙戦を戦い、一人区で10名が当選。同時に社会党公認候補も一人区で13人当選し、野党が23勝3敗。自民党は惨敗し、参議院で与野党逆転が実現し、1993年の政権交代につながった。

  一人区は大都市圏以外の地域。安保法制反対などでも労働運動や弁護士会が地道に活動を続けているところが多い。すでに安保法制反対運動に参加したグループを中心に各地で参院選の候補者探しが始まっている。

  こうした各地の動きを受け止めるためは全国的な受け皿が必要だ。受け皿となる機関として例えば「護憲主義連合の会」を作り、政党間の調整を行うことが望ましい。

  古い話だが、美濃部都政が誕生する時、犬猿の仲であった社会党と共産党の間を調整したのは、学者に加え、市川房枝さん、中野好夫さんなど無党派の人だった。安保法制に反対する、国民が信頼できる学者や文化人が中心となった調整機関ができれば、一人区で圧勝することも夢ではない。それに続いて衆院選でも同じような仕組みができれば、憲法違反の安保法廃止は実現できる。

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