名誉棄損裁判が結審


  福島原発1号機への海水注入を私が止めたとする2011年5月20日付の安倍晋三議員(当時)のメルマガ掲載に対する名誉棄損の裁判が結審し、今年中には判決が出る見通しだ。

  被告の安倍氏側は、原告側が要求していた虚偽内容のメルマガの掲載の取り下げを拒否していた。それが、提訴から2年近くたった今年6月ごろ、原告や裁判所に何の通告もなく掲載を取りやめている。取り下げの要求を“自主的”に認めたのだ。つまりは「虚偽」の内容である事を認めたのだ。

  安倍氏のメルマガが出た翌日の2011年5月21日、読売新聞は朝刊の一面トップで、私が海水注入を止めたとする安倍氏のメルマガと同じ内容の虚偽報道をした。この報道から、原発事故対応に関して私に対する世論の批判が強まり、国会でも自民党が執拗に追及を始めた。もちろん身に覚えのないことなので反論したが、やっていないことを証明するのは簡単でない。読売新聞一面のトップ記事を読んだ読者の多くが私の原発事故対応に不信感を持ったことは間違いない。

  これが引き金となって、13日後の6月2日、自民党は私に対する内閣不信任案を提出。この裏には浜岡原発を停止させ、原発再稼働の条件を厳しくした私に対して警戒心を強めた原子力ムラと、民主党政権を一日も早く倒したいと考えていた安倍氏をはじめとする自民党の策謀があったことが分かっている。

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