東電テレビ会議の公開


一昨日の9月3日の原子力特別委員会で、私の質問に対し、参考人として出席した東電広瀬社長は「2011年3月11日の事故発生直後からのテレビ会議について、手元にあるものは公開する」と約束した。

 

東電本店と福島第一原発の間のテレビ会議の記録は、東電の事故対応がどういう風に進められたかを知るうえで最重要の資料だ。飛行機事故の場合のブラックボックスにあたる。しかしこれまでテレビ会議の記録は、東電が了解した部分しか公開されていない。今回の広瀬社長の発言は、「手元にあるものはすべて公開する」と約束したことを意味する。早速これまで公開された、例えば「福島原発事故、東電テレビ会議49時間の記録」(岩波書店)に出ていない部分についての公開を求めたい。

 

事故発生当時、東電の会長、社長は東京に不在で、帰京したのは翌日。その間、東京の本店でだれがどういう形で事故対応の指揮を執ったのかはよく分かっていない。政府事故調による東電幹部からの聞き取りの調書についても吉田所長の調書など一部は公開されたが、吉田所長以外の主要幹部の調書は公開されていない。

 

検察審査会で事故発生当時の勝俣会長、武藤副社長、武黒フェローの3人が強制起訴されることが決まった。福島原発事故は東電内部で起きた事故であり、検察役を務める弁護士には強制調査権限が与えられるのだから、東電内部の徹底した証拠調べをしてほしい。

 

責任追及のためだけでなく、事故原因の解明の上で、原発建設から事故発生までと、事故発生後の対応について、事実関係を徹底的に調べることが極めて需要だからだ。

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