真実に迫るNHK取材班の「福島原発事故7つの謎」


   NHKスペシャル「メルトダウン」取材班が今年1月に出版した「福島第一原発事故7つの謎」(講談社現代新書)は、事故の真相を知るうえで必読の書だ。

  当時の事実関係資料を収集し、事故対応にあたった多くの関係者から直接聞き取りし、加えて疑問な点は国内外の研究所を動員して実験を繰り返して真相を究明している。事故後1年の間に出された各種事故調査報告書では未解明であった事実がかなりの程度解明されている。

  私が事故発生の翌朝に福島第一の現場に出かけるきっかけとなった1号機のベントの遅れについても詳しく述べられている。ベントが遅れ、格納容器が大破していたら誰も福島第一原発に近づくことができなくなっていたこともはっきりと書かれている。

  この本を読むと当時の状況がまさに日本壊滅の瀬戸際であったことが分かる。私の体験と突き合わせて今後このブログで順次説明したい。

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