ベント失敗の意味(2)


   最初にベントを行おうとしたのは1号機だった。事故発生当日の3月11日の夜には1号機の格納容器の圧力が上がりベントをすることになったが、現場の放射線量が高くて難航した。最終的には1号機はベントによって圧力が下がったとされている。


  しかし1号機の格納容器も損傷しており、注入している水が現在も汚染水となって損傷個所から漏れ出ている事が分かっている。ベントが成功していれば格納容器の圧力がは下がり、格納容器が圧力によって損傷することはないはず。ベントが完全にできたのかどうか検証が必要だ。3号機も同様に格納容器が損傷している。


  一昨日の東電の「2号機のベントは失敗していた可能性が高い」という発表は、事故発生から4年経過した今日でも事故が拡大した状況が正確に検証できていないことを意味する。


  それにもかかわらず、他の原発で福島第一の原発と同様な事故が起きないと何故言えるのか。事故の検証が終わっていないのに「安全」ということは無責任だ。

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