イギリスに建設予定の日本メーカーの原発


 グリーンクロスの招待によるフランスとイギリス訪問から帰国。


  イギリスのウエールズ北端のアングルシー島に計画されている日立による原発建設について、現地での話から多くの疑問を感じた。


  アングルシー議会内で、原発推進側のコンサルタントは、日立の計画している原発の安全性を強調していた。しかし日立の原発の安全性はイギリス政府が正式に認めたのか、はっきりしない。単に日立が買い取った電力会社ホライゾン自身が自分で安全と言っているだけではないか。少なくとも日本国内では日立が建設した原発を含め、現在まで原子力規制委員会は再稼働を認めていない。


  また、ヨーロッパ基準では、メルトダウン、メルトスルーに備えてコアキャッチャーをつけること、航空機による衝突に備えて格納容器の壁を二重にすることなどが義務付けられていると聞いている。日立の計画している原発もそうした設備を備えるのか。少なくとも日本では日立が建設した原発について、そうした設備は備えていない。


  安倍総理が繰り返し言っているように、福島原発事故後に策定した安全基準が世界最高水準というのなら、福島原発を建設した日本のメーカーが日本の原発についてそうした安全設備を備えるように改良するのが先ではないか。もっともこうした改良には膨大な費用が掛かる可能性が高いと思われる。


  いずれにしても日本の原発メーカが日本の規制当局が安全と確認していないのに、外国で安全と言って建設するのは極めて問題だ。

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