ピケテイ著の「21世紀の資本」を読破


  ようやく、ピケテイ氏の「21世紀の資本」を読破。600頁を超える著書で時間がかかったが、バルザックの作品「ゴリオ爺さん」など19世紀の社会の描写なども含めて面白かった。

 

  3世紀におよぶ主要国の経済データを詳細に分析し、格差が生まれる原理を解明。20世紀前半は二つの世界大戦の結果、資本が破壊され、19世紀の格差が縮小。20世紀後半から21世紀に入り、日本を含む富裕国は格差の拡大傾向が強まり、今後適切な手を打たなくてはトップ1%の富裕層が国民の富の半分以上を保有するといった極端な格差社会となり、民主主義が危うくなると指摘。

 

   世襲資本主義や大企業経営者の報酬の急上昇など、現在進行形の問題が深く絡み合っていることが高い関心を持たれている理由だろう。

 

  特に安倍政権は、お金持ちがもっとお金持ちになれば貧しい人にもおこぼれが配分されるというトリクルダウンの考え。ピケテイ氏が否定している考えだけに、国会論争でも議論を呼ぶ。具体的政策でも法人税を下げるという安倍政権に対し、ピケテイ氏は国際的に話し合って、法人税の減税競争はやめるべきと指摘。

 

  民主党の政策はピケテイ氏の理論と親和性が高い。

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