疑問:格納容器の圧力が下がったのはベントによるのか格納容器の損傷によるのか


  吉田調書の報道や、注水を続けているのに1号、2号、3号機の格納容器の水位が上がらない現在の状況を見ていて、前から考えていた疑問が再び気になり始めた。それは事故発生から数日の間に、上昇した格納容器の圧力が下がったのはベントによるのかそれとも格納容器が損傷し、穴が開いて気体が放出されたことによるのかという疑問だ。


 2号機は3月15日午前6時過ぎに格納容器の下部で衝撃音があり、圧力が下がった。格納容器の損傷によって穴が開き、そこから放射性物質を含む水蒸気などが外に出たため、圧力も下がったものと考えられている。1号機と3号機はベントによって圧力が下がったとされているはず。


  他方、1号、3号機にも現在も注水が続けられているが、それぞれ一定の水位以上には水がた貯まらない。それは2号機と同様、格納容器のその高さのところが損傷していて穴があいていており、そこから水が汚染水として流出しているからとされている。1号機と3号機の損傷による穴はどの時点で開いたのか。ベントの前か後か。ベントの前ならその時点で圧力は下がるはず。ベントの後なら既にベントで圧力が下がっているはずなのになぜ格納容器が損傷して穴が開いたのか。


  吉田調書の報道でも1号機のベントが極めて難しく、時間がかかった事が詳しく述べられている。もう一度、ベントと格納容器の損傷との関係について東電関係者から話を聞いてみたい。

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