敗戦から69年


  今日は終戦記念日。太平洋戦争に敗れてから69年目となる。


  私が生まれたのはその1年2ヶ月後。母から住んでいた宇部市が爆撃された時、焼夷弾を逃れて姉を連れて海岸に逃げた話を聞かされた。姉からも、海に落ちた焼夷弾が燃えているのを記憶しているという話を聞いた。住んでいた家の近くに落ちた焼夷弾の先端に、重りとして取り付けられていた鉄の塊が、我が家の漬物石として長く使われていた。


  戦後69年間、日本が戦争をせず、自衛隊も敵に向かって一発の弾も撃たなかったというのは考えようによっては奇跡ともいえる。この69年間世界は、第三次世界大戦は回避されてきたが、朝鮮戦争、中東紛争、ベトナム戦争、中ソ紛争、中越戦争、ホークランド紛争、湾岸戦争、アフガン戦争、イラク戦争、パレスチナ紛争など、数多くの戦争が戦われ、今も続いている。


  今、安倍総理のもとで進められている安保政策は、戦争を起こさない努力、そして戦争を無くする努力ではない。日本を戦争ができる国に変える努力だ。その根底には日中戦争、太平洋戦争に至った当時の政治に対する反省ではなく、それらの戦争を正当化しようとする安倍総理の怨念に近い思いだ。


  安倍総理に対し米国までもが懸念するのはこの点だ。しかしこの安倍総理の国粋主義的主張が一部の人に強く支持される理由でもある。この危険極まりない政治家にこの国を任せ続けていいのか。与野党を超えて熟慮が必要だ。

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