国会閉幕と民主党の再建


  通常国会が事実上閉幕。情けない国会だった。


  一強多弱の国会をあざ笑うかのように、安倍総理は終始傍若無人の振る舞いを続けた。150日間の今国会中、原発政策や集団的自衛権という重要な政策課題を、私的諮問機関、与党協議、閣議という野党国会議員が直接に関与しにくい国会外の場を最大限活用し、安倍総理は既成事実をどんどん積み上げていった。

  さらに、マスコミに対する支配力を強め、批判的なジャーナリストを権力にすり寄る人を使って排除しつつある。


  野党もだらしない。安倍総理にすり寄る野党がいることもあって、政府に対する野党の国会論戦も迫力に欠ける。


  国民は、先の衆参選挙でも安倍総理を積極的に支持したわけではない。その証拠に、安倍総裁就任後の2012年、2013年の衆参選挙で自民党に投票した人は、2009年、2010年の衆参選挙より減っている。それにもかかわらず、安倍総理はなぜこれほどの強権政治を進めるのか。それは2005年の安倍一次内閣が安倍総理自身の体調不良で崩壊したことに対する反動だ。いわばリベンジとしてより強硬姿勢を取っているのだ。


  民主党は、旧民主党が結党された1996年以来、比較的順調に議席を伸ばして、13年目にして政権を獲得したので、結党後に参加した若い議員には挫折経験が少ない。民主党への逆風が強くなると、人気のある党に移った民主党議員も多い。


 民主党政権への批判の多くは党がまとまらなかったことだ。それには民主党政権下、党内で造反を繰り返した“壊し屋”の小沢さんを引き込んだ私の責任も大きい。しかし同時に3年半の政権を経験したことは若い議員にとって大きな財産だ。


  この数年間の政権経験とその後の挫折経験を糧にして、極右政治家安倍総理率いる自民党に対抗できるリベラルな民主党を再建できるか、国会閉幕中に再建のための積極的な活動を全党的に進めてほしい。

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