シリアスゲーム


 昨日は黒川塾「シリアスゲームの現状、原発事故ゲームにできること」という会に呼ばれた。エネシフゲーム・インタビューズというエネルギー問題を学べるゲームを作った人たちの主催。

 

 

▲司会の黒川文雄氏(左)と菅直人

 

  私は事故当時のことを講演した。その前のジンポジウムでは原発推進の立場に立つ原子力専門家も参加していた。その立場の人も「完全な安全は保障できない。しかし原発を無くすれば中国など原発を進める国に後れを取る。」といった推進を必要とする理由を述べていた。

 

 

▲登壇した皆さん、左から黒川文雄・澤田哲生・菅直人

  ・高木直行・小関昭彦・二木幸生(敬称略)

 

  原発開発を航空機の開発など同じように考えての論理だ。しかし原発は重大事故を起こせば核兵器と同じように、一つの国が壊滅するリスクがあることを福島原発事故は示した。これに匹敵するリスクは「戦争」以外にない。

 

  そして地震や津波という天災は人間の力で発生そのものを止めることはできないが、原発は人間が作るもので、原発をなくせば原発災害そのものをなくすることができる。原子力災害は天災ではなくて文明が生み出す「文明災」だ。

 

  ゲームを使ってエネルギー問題を学ぶことができるようにしようという発想は興味深い。ただどこまで深く考える機会を提供できるかについては相当の工夫が必要だろう。見守ってゆきたい。

 

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HPの活動報告もご覧ください。

エネルギー問題をゲームで学ぶ

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