答えられない「世界で最も厳しい水準」の根拠


  今日、エネルギー基本計画に関する質問主意書に対する安倍総理からの答弁書を受け取った。


  エネルギー基本計画の中にある「世界で最も厳しい水準の規制基準」の根拠を尋ねた。それに対し答弁書では「国際原子力機関や諸外国の規制基準を参考にしながら、我が国の自然条件の厳しさ等も勘案し、地震や津波への対策強化やシビアアクシデント対策の導入を図った上で、世界最高水準の基準となるよう策定したもの」と述べている。しかしこの答弁では「世界で最も厳しい水準」という根拠は何一つ示されていない。単に主観的に「世界最高水準の基準になるよう」策定したと述べているだけで、客観的根拠は何も示されていない。


  私が例示した航空機の衝突対策やメルトダウン対策について、「新規制基準においては、事業者が満足しなければならない性能の水準を定めており、これを実現する方法の詳細についてあらかじめ指定しておらず、国際的にも、原子力に係る規制基準においては、性能基準を規定していると承知している。」と述べている。


  しかしヨーロッパでは航空機の衝突対策は事業者が満足しなければならない性能水準に含まれている。日本の新規制基準に航空機の衝突対策が含まれているとは聞いていない。つまり、新規制基準はヨーロッパで求められている性能基準には達しておらず、「世界最高水準」とは言えない。

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質問主意書と答弁書の全文は、HPの活動報告のリンクからご覧になれます。

安倍総理からの答弁書

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