廃炉への道


  昨日は「原発いらない栃木の会」に呼ばれ、講演。会場いっぱいの人が熱心に話を聞き、質問も多かった。



▲原発いらない栃木の会で講演する


  主催者のお一人から手紙を託された。今の民主党は原発問題、特に原発輸出問題でも、集団的自衛権、武器輸出禁止三原則への対応でも、何をとってみても民主党の「姿」が模糊として見えない、という厳しい指摘を受けた。重い指摘だ。


  昨日夜、放映のNHKスペシャル・廃炉への道を見た。

  格納容器周辺の除染、格納容器の損傷個所の補修による止水、冠水、燃料デブリの取り出しなど、完了まで40年というロードマップが東電から示されている。しかし予定通り燃料デブリが取り出せたとしても、強烈な放射線を何万年も出し続ける燃料デブリをどこに持っていくのか。事故炉は次の世代に大きな負担をかけ続ける。


  アメリカのスリーマイルの事故はメルトダウンが圧力容器の中にとどまったので、デブリの取り出しができた。しかしチェルノブイリは事故から30年近く経過しても、燃料デブリはそのまま残されている。


  昨日の放送でもスリーマイルで廃炉作業にあたった技術者が出ていたが、圧力容器の底を突き抜け、格納容器の底まで燃料デブリが落ちている福島の事故炉の廃炉は、想像を絶する困難な作業となると述べていた。


  「原発事故は、いつどこで起きるかは分からないが、いつかどこかで必ず起きる。」アメリカNRCのヤツコ前委員長の言葉だ。ヨーロッパでは航空機の原発衝突対策も始めている。根拠もなく日本の安全基準が世界最高水準と「安全神話」を信じていれば、日本国内でもう一度原発の過酷事故が起きる可能性を否定できない。

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HPの活動報告もご覧下さい。

「原発いらない栃木の会」で講演

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