4本のNHKスペシャルを見直す


  福島原発事故に関する、2011年12月、2012年7月、2013年3月、2014年3月放映の4本のNHKスペシャルを改めて見直している。


  政府事故調、国会事故調、民間事故調、東電事故調の報告書でも報告書作成時点までに分かる範囲で検証がなされているが、その後判明したことについては検証は行われていない。


 NHKスペシャルは、事故発生から数日間、東電の現場が事実と認識して官邸やマスコミに伝えられた事柄の多くは実際に起きていた事実とは大きく異なっていたと指摘している。その多くは計器が正常に動いていなかったことなどが原因。 そのため当時マスコミで報道されたことの多くは事実とは異なり、その誤った情報が今なお広く国民的な記憶として残っている。当時の報道よりも福島原発はもっと危険な状態であったことが今ではわかっている。


 NHK スペシャルは各種報告書には含まれていない多くの事柄を指摘している。そして、国内ばかりでなく外国の専門家や研究所の協力を得て、各種実験やシミュレーションを行い、検証を進めている。関係者は4本のNHK スペシャルはぜひ見ておくべきだ。


  私自身、NHKスペシャルで指摘された事柄について、東電や原子力規制委員会に事実であったかどうかを確認している。例えば消防車から注入した水が半分以上圧力容器に届いていなかったという指摘だ。こうしたことについて十分な対策が打たれているかどうかは原発の再稼働を認めるかどうかの重要な判断材料になると考えるからです。

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