百聞は一見に如かず


  3月24日、オンカロを視察。まさに、百聞は一見に如かず。


  トンネルの入り口から約5キロ、大きな移動用の坑道の坂道を車で地下420メートルまで下る。そこに使用済み燃料を埋設するトンネルが枝分かれしている。


▲地下420mまで続く坑道

 

  そして埋設用のトンネルには一定の間隔で井戸のような縦穴が設けられている。その縦穴にキャニスターと呼ばれる容器を粘土状の土壌に包まれる形で埋め込む。キャニスターは、使用済み燃料棒を12束収納する鋼鉄製の筒状の容器を、銅製の筒状の容器の中に差し込んで溶接で密封した二重の筒状容器。一つで2トンの重さがある。

 



▲使用済み燃料を入れたキャニスターを埋め込む縦坑とその内部


▲キャニスターの模型(写真左)

 

  オンカロの地盤は岩盤で、19億年前から安定しているという。今後建設予定の原発の使用済み燃料も含め、フィンランドの使用済み燃料100年分を受け入れられるという。処分場が満杯になった後は最終的にトンネルごと埋め立てられて密封される。

 


▲安定していると言われるオンカロの地盤

 

  使用済み燃料に含まれる放射性物質を幾重にも外界から隔離して封じ込めるという考えだ。10万年後には自然界のウランと同程度の放射能レベルになるという。しかしこれで絶対に安全といえるかどうかは誰にもわからない。10万年後地球がどうなっているか予測できないからだ。

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