川内原発優先審査


 原子力規制委員会は鹿児島県の川内原発を優先審査すると決定。安倍政権の再稼働を進める意向に配慮した決定と思える。


  安倍総理は原子力規制委員会が新規制基準に適合と判断すれば、再稼働させると言っている。しかし新規制基準には事故の時安全に避難し短期で帰宅できるかどうかの判断は含まれていない。避難など地域防災計画の策定が30キロ圏の自治体に義務付けられている。地元県知事や市長、町長の責任は重い。


  地元の薩摩川内市の岩切市長は、今日の朝日の朝刊によれば、「日本で一番安心・安全な原子力発電所と理解している」と述べている。なぜ事故が絶対に起きないと言えるのか。事故が起きた時、安全に避難することも重要だが同時に短期間で戻ってこれるかが重要。


  先日視察した時に、原発事故の被災地の富岡町で、事故発生翌日の交通渋滞の写真を見せてもらった。車が数珠つなぎで長時間動かなかったという。また富岡町は事故から3年経過した今も町民の大部分は避難区域に指定されていて、自分の家に戻れていない。


  3・11以前は避難が必要となるような原発事故は絶対に起きないと言っていたが、実際には起きた。岩切市長は事故は起きないという「安全神話」を今でも信じているのではないか。10万人市民の安全に責任を持つべき市長は誰よりも厳しく安全性を考えるべきで、根拠もなく「一番安全な原発」というのはあまりにも無責任だ。

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