4号機のプールに水があった理由


昨日資源エネ庁と東電の担当者から福島第一原発の現状について話を聞いた。汚染水問題などいろいろ説明を受けたが、特に4号機の使用済燃料プールに水が残っていた理由の説明が興味深かった。


  現在、4号機の使用済燃料プールから燃料棒の取り出し作業が進んでいる。事故発生時、4号機は定期点検中で、圧力容器の中の燃料棒は全てプールに移されていた。冷却機能が失われ、このプールの水が無くなっているのではないかと心配した。もしそうなっていれば東京都民を含む5000万人の避難という「最悪のシナリオ」になっていた。結果的には原子炉側の水がプールゲートを超えてプールに流れ込んだことによってプールが干上がることが防がれたと東電は説明した。


  そのプールゲートの構造について詳しく説明を受けた。通常はプール側の水位が高く、原子炉のほうへの水の流れはシールされているが、原子炉側からプールへの流れは完全にはシールされておらず、プールの水が蒸発して水位が下がった時に原子炉側から水がプールに流れ込んだという説明であった。


  プールゲートがそうした構造であったのはいわば「幸運な偶然」であったと言える。福島原発を視察する時には「最悪のシナリオ」が避けられた理由となったプールゲートの構造を自分の目で見てみたい。

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