「原発ゼロ」是か非かをネット上で議論しよう


1964年、東京オリンピックの年に私が卒業した都立小山台高校が、21世紀枠で甲子園に出ることが決まった。都立高校として春の甲子園は初めて。大変うれしい。

  都知事選で本格的な論戦が始まった。細川さんと小泉さんの提起した「原発ゼロ」是か非かの論争をもっと深める必要がある。ドイツでは1986年のチェルノブイリ原発事故以来議論を続けてきた。そして2011年福島原発事故の直後に、バーデン=ベルテンベルグ州知事選で緑の党の候補が躍進したことを受けて、メルケル政権は原発ゼロの方針を決定した。


  私自身、福島原発事故に総理として直面し、そのリスクの大きさを改めて認識し、原発容認から原発ゼロへ考えを変え、かじを切った。


  舛添氏は原発の再稼働が必要という。それは原発事故は今後起きないという前提なのか。なぜ事故が起きないということが言えるのか。アメリカは9・11テロの後、原発へのテロも考慮に入れた対策を立てた。しかしそれも完全とは言えない。日本には本格的な原発テロ対策はまだない。舛添氏は国際政治学者なら、国際テロなど人為的な原因による原発事故についても対策を示すべき。「原発ゼロ」は原発テロを未然に防ぐ究極的対策になる。


  舛添氏はまた即原発ゼロが日本経済に悪影響をもたらすという。逆に再稼働が経済に及ぼすリスクや負担をどう考えているのか。使用済み燃料の処理や事故による被害を考慮に入れると、原発のコストは火力発電よりも高い。その上、福島原発事故と同じレベルの事故が浜岡などで起きると、その経済的ダメッジ計り知れない。


  この都知事選の期間に、争点となっている「原発ゼロ」是か非かをネット上で多くの人に参加してもらって議論したい。「原発ゼロ」に関して、私に対する質問や疑問があればできるだけ丁寧に答えるつもりだ。

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