結構忙しいネット選挙


選挙運動で忙しい。といっても、遊説や演説会など候補者と共に活動する応援依頼は従来ほど多くないが、ネット選挙での新しい試みで結構忙しい。


  民主党公認の参院比例区候補、たるい良和君は今回の参院選で徹底したネット選挙を実行している。たるい君はかつては私の事務所を手伝ってくれていたこともあり、またIT関係の仕事をしている。同時に彼は脱原発を訴えているので応援することにした。


  まず7月10日には新潟県柏崎の原発のそばで、翌11日には福井県のもんじゅのそばで「遊説」を行った。もっとも遊説と言っても辺鄙なところでもあり、その場で直接話を聞いてくれる人は少数の応援者に限られていた。しかし、たるい君は現場での遊説や私と話し合う場面をネット中継し、全国どこでも見ることができるようにしていた。夜には部屋の中で脱原発について長時間意見交換し、その場面を画像で繰り返しに発信している。


  こうしたネット選挙の運動に協力しながら、画像を見て話を聞いてくれた人からの質問を受けられないかを考えた。そこで私自身のツイッターで質問を受け、できるだけ丁寧の回答することを始めた。移動中や夜の時間を使うが相当忙しくなっている。


  しかし、始めてみていろいろなことが分かり、また変化が出てきた。選挙前、時折私の考えをツイートしていたが、それに対する反応は匿名ということもあって、「罵詈雑言」的な批判的ツイートが多かった。これは総理当時の私に対するメールと同様な傾向で、膨大な数の着信があったこともあり、総理の時代は時間的制約もあって、個々に相手をすることはしなかった。


  しかし、今回原発問題に絞って、質問にはできる範囲で回答すると述べたところ、最初は半信半疑のようだったが、リプライを繰り返す中できちんとした双方向の議論になってきた。また私に対する従来から繰り返されてきた中傷に近い批判に対しても、できるだけ丁寧に回答していると、少しづつ理解がしてもらえる例が増えてきた。


  著書やレポートで説明しても、疑問を持っている人に読んでもらえなければ伝わらない。しかし、質問した人に直接リプライできるツイッターなら少なくとも質問してくれた人には伝わる。さらに、そうしたやり取りを見ていた人も次第に議論に参加してくれるようになってきた。


  選挙運動としてどこまで効果があるかは分からないが、双方向のコミュニケーションができることは意味があると思う。選挙中はもちろんだが、選挙期間が終わっても何らかの形で続けたいと思っている。

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