トルコへの原発輸出


  安倍総理はトルコのエルドアン首相との間で原発輸出に向けた原子力協定を結ぶことを決めた。福島原発事故後、日本国内の原発の新たな安全基準を検討中で、まだ決まっていないこの時期の、原発輸出を決めるのはあまりにも無責任だ。


  私自身、3・11福島原発事故の前は日本の原発は世界で最も安全と考えていたので、トルコの首相に日本製の原発の輸入を積極的に勧めた。しかし、3・11原発事故に総理として直面して私は全く考えが変わった。完全に安全な原発は存在しない、これが今の私の考えだ。


  トルコは地震国でもある。福島原発事故では津波の前の地震によって配管など原発が損傷し、それが事故の原因ではないかという国会事故調の田中三彦委員の有力な指摘もある。そうした福島原発事故の原因調査も不十分な時点で、安倍総理は何を根拠に「日本製の原発は安全だ」と断定できるのか。もし事故が起きたら、損害賠償の責任は誰が負うのか。日本政府、つまり税金で払うというのか。


  この問題は国会で徹底的に議論すべきだ。

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