産経新聞の悪質な誤報


 ナチの宣伝相の有名な言葉に「嘘でも何百回、何千回と繰り返せば、国民は本当と思う」とある。


  民主党や私に対する批判の中にもそういったものがかなり含まれている。私はこれまで「嘘はそのうち分かってくれる」と思って、いちいち反論はしなかった。しかし、民主党の再生のためには、悪質な虚偽情報についてはしっかり反論することが必要だと考えるに至った。


  昨日のこの欄で、2011年3月12日の福島原発1号機に対する海水注入に関する、明らかに間違った産経新聞の報道記事(2011年5月21日付朝刊2面)を取り上げたのは、そうした考えにもとずくもの。今でも虚偽報道を信じて、事実を誤解している読者がいる。


  新聞社にとって「誤報」と指摘されることは、最大の不名誉のはず。産経新聞は「誤報」であったことを認めるのか、それともそうでないという証拠を示して反論するのか。新聞社が掲載記事について、自分に都合の悪い指摘だからといって黙殺すれば、それは言論機関としての自己否定になる。

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