民主党再生に向けて


 民主党再生に向けて


 2009年の自民党と民主党の二大政党による総選挙での政権交代は、戦後初めて国民が体験した出来事です。今回民主党が惨敗し、政権を失ったからと言って、未来永劫自民党中心の政権が続き、将来政権交代が必要でないと考えている国民はいないはずです。国民の多くは政権交代可能な政党が少なくとも二つは必要と考えています。民主党が再生できるかどうかは国民が民主党を、政権交代可能な政党として必要とするかどうかにかかっています。


 つまり今、民主党が主体的に議論しなくてはならないのは、どういう民主党に生まれ変わることが国民に政権交代可能な政党として信頼されるかです。そのための議論は党内だけでなく、識者や各方面で社会的に活動している人たちの意見を広く聞く場を設けることです。新代表こそがその先頭に立つべきです。そうした国民的な議論の上で、具体的な改革案をまとめるべきです。




 総選挙後の落選候補を含む集会でも多くの人から意見が出されたように、民主党が今回惨敗した主要な原因は、政党として統一が保たれないというマネジメントにあったと思います。政策上の議論が離党や分裂につながったことが国民の信頼を失う最大の原因となりました。社会保障と税の一体改革や子供政策は、将来に責任を持つ政党として評価されていると思います。



 政権交代可能な二大政党の一方になるには、二大政党の間で選択肢を国民に提示できることが必要です。現在勢いのある日本維新の会の基本的考え方は、自民党の右派に極めて近く、自民党に代わる政権の選択肢を示すことはできていません。民主党はアメリカの民主党、イギリスの労働党、ドイツの社民党のような、右傾化する自民党に対抗する二大政党の一方を目指すべきだと考えます。


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