東電事故調


  昨日、東電から社内事故調査の最終報告書が公表された。報告書では、東電撤退問題についても詳しく述べている。


  報告書では、3月15日未明の官邸での私と清水社長の会談で、清水社長が「撤退は考えていません」と発言したとしているが、事実は違っている。私から清水社長に「撤退はあり得ませんよ」といったのに対して、清水社長は「はい、わかりました」と答えた。この官邸でのやり取りには、海江田経産大臣、枝野官房長官、福山官房副長官などが同席し、東電からは清水社長一人であった。同席した人はあれだけ何度も「撤退」或いは「退避」について電話があったのに、あまりにもあっけなく「わかりました」と言ったことにびっくりしたと感想を述べている。


  また報告書では、清水社長との会談の直後、東電本店で私が話したことについても、批判的な表現で、詳しく触れている。 この場面はテレビ会議システムで各サイトにも送られ、記録されていたということだ。事故発生からの記録を全部公開すべきだ。 私の話の部分だけ音声が記録されていなかったという東電の主張は余りにも不自然だ。


 私の発言に違和感を覚えたという表現もある。私は、経産大臣から清水社長から撤退の話があったと報告を聞いていたが、それは清水社長一人の判断ではなく会長など幹部が共有していた可能性が高いと判断していた。そこで、会長など東電幹部を前にして改めて撤退はあり得ないということを述べた。強い口調であったとしたら、それは重大な事柄を200人を超える多数の東電幹部を前にして話したからだ。

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