原発のコスト


  原発のコストが世界中で上がっている。特に、安全性に関しては、民主化が進み、より厳しい基準を求める声が高まっており、コストアップにになっている。そのため、世界的には原発への投資が敬遠され、原発の新規建設にブレーキがかかっている。


  我が国では、福島原発事故以降、原発のコストについての見直しが進んでいる。しかし、原発の運転に伴って発生する核廃棄物をどうするか、どれだけコストがかかるか、まだ確定的な結論が出ていない。 特に、使用済み燃料の再処理や最終処分は技術的にも社会的合意も極めて困難で、これから先、どれだけコストがかかるかわからない状態。


  原子力ムラは、原発維持のために再処理が必要とし、そこから生まれたプルトニウムを消費するために高速増殖炉の開発が必要だとし、高速増殖炉が進まないためにプルサーマルが必要だとしてきた。原発維持を大義名分として巨額の資金を投入し続けようとしている。すでに、自由主義経済の原理からも大きく逸脱している。


  「脱原発」と「原発維持」を比較して、安全性では脱原発が有利なことははっきりしている。経済的にも、国家レベルで考えれば、脱原発の方が有利であると私は考えている。専門家の検証が必要だ。

今日の一言 トップに戻る