コンピューターの独学


 少し前までは、囲碁でコンピューターがプロ棋士を超えるのには10年はかかるといわれましたが、実際にはこの1~2年であっという間に超えてしまいました。高段者の膨大な棋譜を参考にしたデイープラーニングで可能になったといわれています。今日の朝日新聞25面にはさらに驚愕的な「アルファ碁ゼロ」のことが紹介されています。つまり、コンピュータに囲碁の基本的ルールを教え、コンピューター同士で対戦を繰り返す「独学」により、数十時間で初心者レベルからプロ棋士レベル以上にまで強くなる「アルファ碁ゼロ」です。

 

 こうした人工知能の発達はいろいろな分野での応用が考えられますが、他方で人間の存在を脅かす可能性もあります。科学技術の発達が人間の幸福につながるのか、それとも人間を滅亡に近づけるのかという命題は私にとって長く考え続けてきているテーマです。公害、核兵器など科学技術の発達が人類の存続の危機を生み出してきたことも事実です。人工知能もまた軍事面での応用など、利用の仕方によってはそうした危機を招きかねません。むつかしい問題です。

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