里山資本主義を再度読む


 農業、農村のテーマの続きで、藻谷浩介氏の「里山資本主義を読み返している。私も親しくしている岡山県真庭市の銘建工業の中島さんのバイオマスによるエネルギー供給の例など、里山で生きがいを見つけ、経済的にもうまくいっている実例を紹介している。原発をやめ、林業を再建してバイオマスでエネルギーの多くをまかなっているヨーロッパの小国オーストリアについて、「21世紀先進国はオーストリア」という紹介も興味深い。

 
 農山村は高齢者にとっても地域にうまく溶け込めれば、生きやすい可能性があるように思う。会社勤めのように退職すると仕事がなくなり、急に「毎日が日曜日」となる生活と違って、農作業は能力に合わせた仕事があるからだ。私の親しい友人の一人は都心の家を売って農村地域に引っ越し、都心での仕事を時折手伝い、収穫時など近所の農家も時折手伝っているという。そのおかげで、野菜のおすそ分けで新鮮な野菜には事欠かないという。
 
 長寿社会はおめでたい事ではあるが、長い老後をどう過ごすのか。体力に合わせてやるべきことのある農山村生活も悪くない。

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