東海再処理施設の大きなリスク


 環境委員会で東海再処理施設について取り上げた。この施設には「高放射性廃液」が大量に貯蔵されている。貯蔵タンクのそばでは放射線量が100シーベルト程度と極めて高く、人が近寄れば数分で死ぬレベル。施設から30キロ圏には約90万人が住んでおり、廃液が漏れると大変な被害が発生する。施設は建設されて30年以上経過しており、老朽化している上、地震や津波に対する新規制基準を満足していない。海に近く、タンクを取り巻くコンクリート製のセルが津波で破壊されると福島原発事故と同様かそれ以上の災害になる。

 

 田中規制委員会委員長も「潜在的リスクが大きい」答弁。施設を運営する原子力研究開発機構の児玉理事長に出席を求めたが、実態を把握してないことが明らかなノー天気な答弁。原子力機構はもんじゅの運営主体でもあるが、規制委員会から能力不足が指摘され、もんじゅは廃炉が決まった。

 

 原子力機構の所管は文科省。かつては科学技術省が原子力技術を所管していたがそれが文部省に吸収されて文科省となった。施設の廃止には70年かかり、当初10年だけで2000億円以上費用が掛かるという。東海再処理施設を安全性を維持しつつ廃止できるのか、原子力機構と文科省の答弁を聞いていてますます不安になった。

 

今日の一言 トップに戻る