水力発電の再評価


自然エネルギーとして古くから開発された水力発電が再評価されている。私が昨年、ドイツの反原発の市民が立ち上げたシェーナウ電力を訪問し、自然エネルギー100%の電力供給をいかにして実現しているかを尋ねたところ、80%はノールウエイの水力発電からだとの返事。日本でも新電力が自然エネルギー100%を実現するには、水力発電の活用がカギだ。

 

水力発電は東電、関電などの九電力以外に、都道府県など自治体が相当量の水力発電を所有している。従来ほとんどは地元の九電力が随意契約で比較的安く買っていたが、最近は競争入札が7都県に拡がっていることを、1月9日付けの朝日新聞が紹介している。私が国会でも取り上げた契約変更に伴って東電が東京都に請求した51億8千万円の巨額の請求が、東京地裁の調停で13億8300万円に減額されたことも紹介されている。

 

今年は原発ゼロの実現活動と並行して、農山村で自然エネルギーを生み出すプロジェクトの支援に力を入れたい。昨年12月に続いて今月18日にも福島県川俣町で水田の上で220キロワットの太陽光発電をしているKTSE発電所と、牧草地で50キロワットの発電所を12か所建設を進めている飯館村の飯館電力を視察する予定。

 

農山村は自然エネルギーの宝庫だ。林業と共同して成功している岡山県の真庭市のバイオマス発電所も昨年あらためて訪れた。間伐材や、枝打ちで従来は捨てられていた木材の端材を燃料とする1万キロワットのバイオマス発電所が、自治体も出資して稼働していた。真面目に林業や農業をやっている人が、自然エネルギー事業を兼業として取り組むことは農山村の活性化にも大きな貢献をしている実例だ。稲作と自然エネルギーの兼業の成功例を私自身の目で見て、全国の稲作農家に紹介したい。

 

 

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