農山村で日本の食料とエネルギー自給を実現する方法


かつて日本の農山村は食料だけでなく、まきやすみなど都市に対するエネルギー供給基地でもあった。まきやすみなどは太陽による自然エネルギーと水によって生産されてきた。それを現代の技術でよみがえさせれば、農山村で日本が必要とする食料とエネルギーは自給できるはずだ。

 

具体的にはソーラーシェアリングという方法である。現実に宮城県で実験的に行われている例では2反歩(600坪)の水田の上部3mの高さに、間隔を置いてソーラパネルが設置されているという。ソーラーパネルが設置されていても小型農機具による田植えや稲刈りなど農作業は可能という。2反歩で米だけでは年間20万円程度しか収入にならないが、太陽光発電により年間100万円の電力収入が入るはずだ。もちろん設備投資は必要だが、20年で償還しても年間50万円を超える収入が手元に残る計算になる。2町歩ならばこの10倍の収入になる。

 

農林省は農地を活用するソーラーシェアリングには現在のところまだ及び腰で、本格的に取り組んでいない。農地が農業以外に使われ、農業が衰退することを心配しているからだ。しかし、現在農村は高齢化が進み、過疎に悩んでいる。若者が 農村に戻ってこなければ農山村はますます衰退する。一方で若者の中には、農業と自然エネルギー発電で、十分生活できる収入が確保されるならば農村に住みたいと考えている人はたくさんいる。農協が積極的に協力して技術指導し、設備費についても融資をすれば、農家の後継ぎも増えてくるだろう。

 

専門家の計算によれば、日本の水田の大部分で、ソーラーシェアリング発電を行えば、日本が必要な電力は大半供給できるという。私は日本の農山村を食料だけでなく、自然エネルギーの供給基地にするという夢を応援している。

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