「チェルノブイリの祈り」を読む


昨年ノーベル文学賞を受賞した「チェルノブイリの祈り」を読んでいる。昨年チェルノブイリを訪問し、キエフにある博物館には爆発直後に多くの消防士が犠牲になったことが記録されていた。しかしその後動員された兵士や避難した住民の犠牲者の数は公表されていなかった。この本は、被災地での丹念な取材で多くの人から聞き取った話で構成されている。この本を読むと、事故発生から今日までの30年間に、何万人、あるいはそれ以上の人が被ばくによって犠牲になったことが読み取れる。

 

福島原発事故では急性被ばくで亡くなった人は報告されていない。しかし、避難の過程で高齢者や病人であった人がかなり亡くなっておられる。その後も関連死とされる人もかなりの数に上っている。

 

原発災害は自然災害とは根本的に違う。地震や津波、台風といった現象は自然の力によるもので、人間の力で発生自体を止めることはできない。被害を最小限に抑える努力しかない。しかし原発災害は人間が原発を作ったから発生したのであって、原発を無くすれば当然原発災害もなくなる。つまり原発災害は人間が生み出す災害なのだから、逆に言えば人間の力で無くすることができる。

 

原発を無くする事を最大の争点にした国政選挙が必要だ。

 

 

 

 

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