歌舞伎・暫(しばらく)の隈取り

顔の赤いラインは、歌舞伎・暫(しばらく)の主役・鎌倉権五郎(かまくらごんごろう)の隈取り(くまどり)。

 

隈取は歌舞伎独特の化粧法で、もともとは顔の血管や筋を大げさに表現したものです。

 

暫(しばらく)のストーリーは、清原武衡(きよはらのたけひら)が自分の意に従わない善良な人々を家来に命じて斬ろうとするところに、「しばらく~!」という一声とともに主役の鎌倉権五郎(史実の鎌倉影正に相当)がスーパーマンのごとくさっそうと花道から登場して、人々の命を助けるというもの。

初演は元禄時代で、いわば「元禄の止め男」の隈取りです。

 

歌舞伎18番の一つとして、しばしば海外でも上演されますが、英題は『Just A Moment』(ちょっと待った)。

 

「安倍政治の暴走」をなんとしてもSTOPさせるという固い決意の表れが、この隈取りとなりました。